BLOG

ブログ

この週末、以前頼んでたおいた、オーダーメイドのインソールが出来上がったと連絡があって、うきうき取りに行ってきた。

もちろん、いろいろと説明を聞いた上でだけど、買うつもりになったのは「これは装具だから」という一言だった。

インソールをオーダーメイドで作ろうなんて、これまで考えてみたこともなかった。
実は、以前にもこの商品を案内しているところに居合わせたことがある。
なんだか胡散臭いなって思った(本当にごめんなさい)。
その後、全く違う業種の人から偶然この商品の話を聞いた。でも、あーそれ知ってますよという感じだった(本当に本当にごめんなさい)。

今回は仕事も含めて行きがかり上、まずは自分で試してみようと思って話を聞きに行ったのだけど、冒頭の「これは装具です」で降参。

陸上部だった僕は、自分で靴を選ぶことにかけては、他の人よりも少しだけ長けていると思っていた。
だから、足のトラブルが起こることなんて考えたこともなかった。でも、社会人になって、あの嫌な革靴を履いて一日に何キロも、そう、何キロも歩く日を過ごした数年で自分の足が変な形になってしまったことに、ある日突然気がついた。

これを買う時に思い出したのだけど、医者にも行った。手ぬぐいを足の指で手繰り寄せるようにして足の裏を鍛えろとか、かかとを上げ下げして鍛えろとかそういうことを教えてもらって、多分しばらく続けたけど、なんともならなくて諦めたのだった。

靴選びは上手くいかないことの方が多くなった。最初は履きやすいなと思っても、買って帰って長い時間歩くとやっぱり足が痛くなる。
まぁ、仕方ないよね。靴に合わせて歩くしかない。毎回カミさんには怒られるのだけど、だって、買う前に履いた時は特に問題ないと思うのだから。
あとは、あれだ、草履履くしか無い。そう思ってた。
五本指の靴。が発売された当初、すごく欲しかったけど、これで営業を回る勇気は出なかった。
そうしていつか、靴は諦めというか、まぁ、いつも痛いわけじゃないから、適当に痛くなさそうな靴を履くことにして、どちらかと言うと靴に足を合わせるような履き方をしてた(苦笑)
でも、それ、慣れてしまえば普通だと思って過ごせるよ。

で、一昨年の年末かな、ちょっとした集まりの時に、この商品を売っている人に会う機会があって、その商品の説明をしているのを遠くから見てた。今だから多少の実感はあるものの、当時は、そんなに変わるわけないじゃん、と思ってた。だってインソールだし。
僕のインソールのイメージは、高校の頃、インソールやヒールカップをいくつも試して自分でスパイクの中を足にぴったり合うようにしてたよなぁ、という程度。
普段履く靴にはそもそもインソール入ってるし…

たまたま仕事の話で再会してインソールではなく「装具」だ、という話を聞いてとても興味が湧かなければ、まさかオーダーメイドインソールなんて作ろうと思わなかった。

出来上がりを早速靴に入れて帰る。最初は土踏まずの下にボールを挟んで歩いているみたいな感覚だった。
でも履いてから3時間くらい、食事をして帰るくらいになると何となく足が慣れてきた気がした。そしてきっと、僕は左足が弱いのだと思う。右より長く違和感が残った。

今は3日目。もう足に違和感はなくて、なかなか良さそう。かかとの位置がきちんと決まるのと、足が前にずれていかなくなって歩きやすい。まだ痛くなるほど長く歩いていないから分からないけど、痛くならないんだよね? そう、この装具の本当の実力は沢山歩く時に発揮されるはずで、それはきっと今週どこかでやってくるはず。
すごく楽しみ。

関連記事一覧