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昨日見たニュース
確かに上海が共産党の影響を強く受け始めているのは事実だし、帰りたいって言ってる人が増えてきているのも事実かも。ただ、その人達はここ数年帰りたいって言い続けて上海に住んでる人達だから関係ないか(笑)。
しかし、そんなにどんどん逃げ出すほど多いのかな?少なくとも僕の知ってる、恐らく上海でも相当昔からいる二人の日本人からは、そんな話を聞いたことがないよ。その人達は20年以上上海に住んでると思うけど。

管理社会なんて、最初からそうじゃん。中国なんだから。むしろ、治安は本当に向上してるし、物取りとかも減ってるって聞くよ。危なそうな人や、騙すタクシーも減ったし、あ、変なものを路上で売っている人が大分減ってきたと思う。まだいるけどね(苦笑)
まぁ、中国人全部がそういうことなんだとは思わないけど、彼らは身勝手だから、監視でもしないとルールやマナーなんて実践できないんだよ。そう、人が集まる場所には街中いたるところに監視カメラがあるよ。だから何って感じでみんな住んでるけど(笑)
確かに中国人は全体的に『「自由」や「民主主義」に対する感度が鈍い』と思うよ。でも、監視カメラの例に赤信号で道を渡ると減点とか駐車違反をすると減点って…それの何がいけないの?普通だよね?それ良くないことだよ?見られてなきゃやってもいいって発想こそちょっと前の中国と一緒だけど。

上海に初めて行ったとき、僕はここでビジネスをするっていうのは、もやもやした霧みたいなもの(あー、ドライアイスの煙とか)で覆われた、なにか得体の知れないものに、手を突っ込んで感触だけを頼りにお金になるものを探し出す、みたいなイメージで捉えていたのだけど、大分その霧は晴れてきてるんじゃないの?まぁ、晴れてきたら底にあったものが思ってたのと違ったのか(笑)
結局、この話、上海から逃げ出そうとしている人の多くは、上海に逃げていった人たちっていう話じゃないのかなって思っちゃったよ。あ、それは穿った見方か。でも、これを書いている人は僕と同じで、きっと上海にはそんなに多く行ってよね。一年ぶりってことは僕より行ってないか。ご飯を食べる場所や夜遊びに行く場所も、典型的な上海日本人が行くような場所しか行ったことがないんじゃないの?昔の店が無くなってしまうのは、確かに国策と大きく関係していると思うけど、新しくできてる店はチェーン店ばかりじゃないし、場所を変えればそんなぼろっちいローカルの店なんていくらでもあるよ。あと、新しくできた店だって、良い店がたくさんある。単に探せてないだけじゃん。これ、久しぶりに行ったら昔行った店がなかったよって、与太か?僕は長期滞在はしてないけど街歩くと今でも楽しいよ。

『筆者は上海で何人かの日本人と話をしたが、その中の1人も「上海は、お金を稼ぐためだけの街だ。それ以外には何も楽しみがない」と言っていた。』ていう一文もなんとなく嫌な感じ。なんだそれ、酔っ払ってそんな愚痴言ってるだけじゃん?だって、お金稼ぎに行ったんでしょ?昔の、自由がきいた頃の上海は人口も今よりは少なくて、町もボロっちかったから牧歌的でよかった、とか、そのころは日本人が多少稼げて贅沢できたって意味?あるいは、周りに金持ちの中国人が増えてきて息苦しくなったのか?

このタイミングでこういう記事を書くのはなぜだろう…といろいろ妄想しちゃうんだけど…例えば、今、日中の関係はここ数年の中ではかなり良い方向に向かっているから、その勢いにブレーキをかけるためとか。あるいは中国の支配者層の影響力を少しでも削ぎたいんじゃないか…どちらも違うと思うけど、炭鉱のカナリアはちょっと大げさだし、この記事とは違う見方をしている人は少なくないと思うよ。
僕は中国という国自体そんなに好きじゃない。信用できないし、身勝手だから。中国人も同じ様に自分勝手で信用できない人は多くいる。でも、それは日本だって同じだよ思うんだよね。
もし、上海から企業が撤退し始めたら、国の影響か、あるいは、人件費の高騰が原因じゃないかと。あと、それに合わせた生活費の高騰とか。
まぁ、来週行くからそんな視点で見てくるのも一興か。

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