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この前、数年ぶりに大学時代の後輩、オオタケと会った。彼は今、新潟で旅館の経営をしている。
我が家も結婚してすぐの頃、カミさんと二人でバイクに乗って行ったり、ムスメが小学生になるかならないかくらいの頃、父母と一緒に五人で泊まりに行ったりした。
なかかに老舗の、オオタケがやってなければ絶対泊まりに行かないような(笑)最近話題の山ちゃんも家族で泊まりに来るとか、そんなちゃんとした旅館。
オオタケは ちょっと抜けてる男 素直すぎる男で、良いやつなのだけど、何だかいつもぼーっとしてるように見えちゃう。もしかしたらぼーっとしてるのは振りなのかもしれないけど、誰もそれには気が付かない。で、時々鋭いんだか、いや、鈍いからなのか、結構ためになることを言ったりする。あれは何なのかね?
今回は僕が弱ってた時に酔ってメッセンジャーで呼びかけたら(スマン)来週東京行きますよってなって、久ぶりの再会になった。
夕方早めに待ち合わせをして、まずは立呑。相談したかったことはとっくに解決していて、まぁ、ただの飲み会になったけど、相変わらずぼーっとしてるように見せていろいろ考えてたり、僕の聞いたことにもオオタケっぽく考えを話してくれて参考になった。
そういえば、差しで飲むのは十年以上ぶり、まったく外の店でってなると、それこそ二十数年ぶりだなと思いながら、オオタケが話す学生の頃の話を聞いてた。
彼は一浪して僕より勉強のできる学部に入ってきた。確か、新歓イベントの学生相談みたいなので僕に引っ掛けられたのだ(笑)あそこで引っかかってなければ、もしかしたら真っ当で平穏な、つまらない(違)人生を送れてたかもしれないのに…本当に、人生いつ何が待ち受けているか分からないね(笑)なんせ引っ掛けたその日にバーに連れてって、挙げ句、バーテンのアルバイトにも誘い、後釜にまで据えるっていう…(苦笑)これ、書き始めたら終わらないな(笑)そんなこともあったっけ話も交えつつ3軒ハシゴして夕方のうちに別れた。そうそう、こうやって店を上がったあと、渋谷をウロウロしながらグダグダ話したなとか、あー、あの頃貧乏だったなとか、こうしてハシゴも久しぶりだなって懐かしくもバカバカしいあの頃のことを思い出しながら、家に帰って飲み直して寝た(ダメ)

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