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学生からお世話になっていた、社会人のスキーサークル(死語か)の団長が亡くなった。
僕がハタチそこそこの頃に初めてお会いしてから20数年、年に一度か二度会っていた団長。学生の頃はスキー場でいつも余分に頼んだ料理やツマミを若いんだから食べなよ、と分けてくれていた団長。そう、スキーサークルは家族スキーのグループでもあって、たくさんの家族が団長からスキーを習っていた。もちろん、カミさんもムスメも団長に滑り方を教えてもらった。
そういえば、カミさんと結婚してすぐくらいにご自宅近くでもんじゃ焼きをごちそうしてもらったこともあったなぁ。懐かしい。
先日お会いしたときは、一時退院の間で、具合はやっぱり少し悪そうだったけど、その後こんなに早く亡くなるなんて思っていなかった。

こうして親しい人を送ると思うのは、残された僕たちは何をするべきなんだろうということ。彼らの気持ちを少しでも理解できたなら、答えに近づくのだろうか。答えなんてないことは分かってるけど、できれば何かかけらでも、切れ端でも触れられたらいいのにといつも思う。

残された僕たちの役割って何だろう。
とても寂しい。

今の時点での僕の答えは、生きていくことそのものかもしれないってこと。これって多分3つくらいのことが合わさってるのだけど、まずは、自分が毎日ちゃんと生きること。そして、生きて感じたことを誰かに伝えること。3つめは、僕がしてもらえたことを次の誰かにしてあげること。その3つを合わせた、生きていくってこと自体が残された僕たちの役割なんだと思ってる。
多分、この役割は考え続けるべきテーマだな。
寂しさをさを紛らせるためではなく、ちゃんと前向きに考えたい。

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