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IT立国アルメニア 中東・コーカサスに輝くシリコンバレー
牧本 次生著 東京図書出版

これまた謎の国アルメニア。
本はアルメニア大使館に行った時に同国のグラント・ポゴシャン特命全権大使閣下に頂いた。
取り敢えずこれを読んで勉強しろ、という意味だと思ったのだが、読んでみると非常に面白かった。

国の成り立ち、現状については様々な意味で日本と共通点が見いだせそうなのと、逆に全く異なる環境で国を運営していることが分かった。
アルメニアもディアスポラの活躍が及ぼす影響を多大に受けている国だ(国内人口300万人に対し、ディアスポラが700万人)。

ただ、アルメニアが旧ソ連の時代から受け継ぎ、発展させてきたIT技術とディアスポラという要因が合わさると、大変面白いことになるのではないかと期待されると同時に、日本大丈夫かと思わざるを得なかった。

また、作者の牧本さんにも非常に興味が湧く。いつかお会いできると良いなと思った。

次のアルメニア大使館訪問の際に幾つかの話題についてもう少し突っ込んだ話が聞けそうで楽しみ。

-memo-
  • シノプシスとアルメニア四大学の連携について:今の仕事にも関連することなので、もう少し深く状況を知りたい。
  • 牧野さんの言葉:長い人生の道程を生き抜くには自分自身の強い意志と信念を持ち続けながら努力を重ねることが基本であり、それが最も大事なことではあるが、しかし、結果を左右するのはそれだけではない。偶然の出来事や人との台が人生の方向を大きく左右することもある。さらに大事なことは「挫折」で深い谷底に落ち込んでも、それがバネとなって一層の飛躍に繋がることだ。これから将来を目指す若い人にお伝えしたいのは、どんな状況に遭遇しても「ネバーギブアップ!」の一言を忘れないようにしていただきたいということである。

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