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アルケミスト―夢を旅した少年
パウロ・コエーリョ著/山川 紘矢、山川 亜希子訳 角川文庫―角川文庫ソフィア

何か別な本を探している途中、レコメンドで表示された本。
暗示的な話。こういう種類の本で大事にしているものに、リチャード・バックのイリュージョンがあるのだけど、この本も大事な本の一冊に追加しようと思う。

話の筋は簡単で、羊飼いだった少年が、幾晩も自分が宝物を発見するという同じ夢を見る。その夢に従って行動を起こし、色々な人に出会い、様々な経験を積んで宝物を発見する...って、簡単すぎ(苦笑)だけど、まぁそんなところ。

ジプシーとの会話、メルキゼデクとの会話(特に賢者に渡されたティースプーンの話)、クリスタル商人との生活と「マクトゥーブ」の意味。砂漠の旅を経て運命の出会いと、錬金術師とのさらなる旅。
どの話もそう思って読むと示唆に富んだ言葉が沢山散りばめられていて、非常に楽しめた。

人生の全てには代価が必要
夢見ることをやめてはいけない
良い前兆に気を配り、前兆の語る言葉を忘れないこと
心の声に耳を傾け続けること

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