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15日の続き。
今回の出張はテーマが2つあって、一つは研修の代打。もう一つは、ここ焼津で人に会うこと。
お会いしてきたのは、a seedのJeffさんと有紀さんのお二人。半分お仕事、半分役得の面談だった(笑)

到着してすぐにお茶をいただいたのだけど、これがなんと玉露。思い出すのは九州のお茶のお店。玉露って本当に美味しい。今回いただいたのは、さえみどりという珍しい品種で、静岡で生産されているお茶とのこと。
すごいのは、このお茶を飲みながら伺った話の中身。Jeffさんは、このお茶を農家から直接買い付けていて、当たり前なんだけど、生産工程も把握した上で仕入れている。ただ、その情報の量と質がすごくて、このお茶にまつわる話を聞きなたがら飲むと、さらに楽しみが広がる。至福。

このお茶は静岡でも育てている農家がほとんどないこと。さらに、玉露に使われている葉を摘む木は、一番先の柔らかい若い芽2~3枚を摘んだら他の葉は全て刈り込んで来年の肥料にしてしまうのだそう。それだけでもとても贅沢な感じがするのだけど、この、一番柔らかい葉を摘める人がとても少ないことや、甘みを出すために摘み取る数日前から茶葉には陽に当てないよう覆いをする、その作業も大変そうだけど、覆いをするタイミングの見極めもきっと大変なんだろうと思うと、どういう人がどのくらい関わっているものを自分が飲んでいるか分かるし、だからこそ、その価値が実感できるんだなということと、ものの価値を実感することってとても大事だと思った。良いものを安くは幻想。良いものをお手頃価格は売り手の嘘。高いものが良いという訳ではないけど、良いものはちゃんとその値段で売られる理由があるってこと。

まずはそんな話からスタート。次々出てくるJeffさんの食の話は本当に楽しい。お茶の話から、人の感じる旨味成分の話へ。グルタミン酸・イノシン酸・コハク酸・テアニン(あれ?テアニンはテアニン酸とかじゃないんだね)について(テアニン、とても美味しかったよ)。出汁ってすごいんだよという話を聞きながら飲ませてもらった出汁がまた美味しい。その材料の話は鰹節の選び方、昆布の種類について。もうね、いっぺんに聞くのは勿体ない(笑)
まだ続く

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