20200307_子供との向き合いを考える会に行ってきた
カミさんが参画しているコーチングの社団主催(?)のセミナー撮影に行ってきた。本当は集合開催のはずが、コロナのせいでzoom開催に急遽切り替わって、少し心配してたのがけど無事やり終えてた。おめでとう。
当日は、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の河口竜行先生が子供との関わり方について、自身の経験を元に講義。先生は、人を育てる仕事が本当に好きなんだなと感じられるとても共感できる内容だった。
大事そうなことを5つ書いとく。
1. 大人にできることは勇気づけだけ
これは、ムスメと付き合っていてそう思うことが増えてきたね。我が家はカミさんの影響で比較的ムスメに自分で考えて行動してもらうような関わりをしてきたけど、でも、やっぱり大人の誘導はあったわけで、小学校まではそれも通用してた気がするんだよね。今はもうダメ。彼女が納得しないと家のルールは決められなくなった。いや、良いことなんだよ。ただ、そうなるとムスメのやることは、彼女が決めたことの比率がかなりを占めるので、大人ができることは、それを受け止めて応援するだけ、みたいな場面が否応なしに増えている。良いことなんだよ。少し寂しいだけ(苦笑)
2. 自分のゴール設定と自分がどういう人間かを考えることは大事
あー、子供だけじゃなく、大人にとっても大事だよね。そして、そのトレーニングには自己紹介が良いってさ。ゴール設定やTo beみたいな思考って、自己化(先生は自分ごと化って言ってた)しないと実践するのが難しいね。あと、頭で考えてるだけだと中々まとまらないし、アウトプットを続けることでより具体的な設定ができてきたりするので自己紹介はいいかもって思った。これは直近の経験だとかさこ塾と同じ効果だなって思ったのだけど、本当に、大人にとっても大事。
3. 自調自考
自己化と絡んで話が出てたけど、僕は自分の頭で考えるってことだと思った。あとは、リテラシーの話にも通じるかな。タイムリーなところだとコロナだよ(笑)これから益々デマやフェイクニュースは増えていくと思うんだよね。コロナに限らずね。だからこそそういった情報を自分で考えて、正しく判断して行動しなければならなくなっていくはず。そういう力をムスメには是非育ててほしいと思うし、自分でも磨きをかけないとって思った。
4. ポジティブ心理について
ポジティブな思考と行動を実践するってことかな。そのためには、
・知識があること(ポジティブだと自分がやる気になるということを知っていること)
・やってみること
が大事だって話。確かに、知識は大事かもしれないね。でも、その知識も行動をした結果そうなったっていう経験に裏打ちされたものだとしたら、これは表裏の関係ってことなんじゃないかな。この2つを回すことでより強化されていくって理解した。これ、今度の新入社員研修で話そう(笑)
5. 子供の未来も不確定
最後はこれ。かなり重い話題だけど、講座の最後に質問コーナーがあってその回答として出た話なんだよね。
小学校3年生の息子を塾に入れようとして頑張ってるお母さんの質問。まず、小学校3年生で塾は無理に入れなくても大丈夫ってところから答えてたんだけど、文系理系、目標大学とかは、大学受験のタイミング前に決めてもあまり意味がない(もっとソフトな言い方だったけど)ってこと。
これ、本当にそう思ったね。そのお母さんがどういう考え方をしているのか断定はできないけど、未だに良い中学校に入って良い高校に入って良い大学に入れば薔薇色の未来が…みたいな幻想は消えてないのかね?不確定な未来って、もう一般化してると思ってた。良い(と思われている)大学に行こうが、良い(と思える)会社に入ろうが薔薇色の未来なんて無いよ…これから先の時代は曖昧で不確か。だから本人がどうありたいかが大事で、それは、古い考えを基にしょうもない予測しかできない今の大人より、子供達一人ひとりが自分で考えられるようになることが重要ってことだよね。
周りがこうだから、は、もう通用しないって先生は言ってたけど、本当にその通りで、しかも周りがどうこうを気にしてるのは大人じゃないかって…結局そこだよね。
まぁ、大人ができるのは、本当に勇気づけだけだな。ということを再確認した会でした。あと、自分もちゃんとしないとって(苦笑)