BLOG

ブログ

人の意見を聞くことはとても大事ってことについて書く。
その前に僕の話を一つ。

僕が最初に作った会社のエンジニアは、一回り近く年下なのに僕のできないことを指摘して、こと細かくどうするつもりなのかと聞いてくるので、いつも対応に困っていたし、正直、僕のことを嫌いなんだと思ってた。そんな若い社員に毎日怒られないといけないのかと腹立たしく思ったこともある。
でも、僕が一人で会社を再スタートすると宣言したときに一番喜んでくれたのは彼だった。自分も大変なはずなのに、文句一つ言わずに会社の片付けを一緒にしてくれた。
どうしてかと聞くと、これまで本当に僕のことが危なく見えたり、本意でないことをしているように感じることばかりだったのが、僕が一人でやり直すと決めてから本当に良い方向に向かっているように見えたからと言われた。
そんな風に考えて接してくれる人を、大変だった頃の僕は、疎ましいと思っていんだと気がついてから、僕は自分にとってあまり嬉しくない情報もきちんと聞くようにしようと決めた。

そう。相手がどういう気持でその言葉を口にしたとしても、そこから価値を見いだせるかどうかは自分次第だ。
独立前も独立後も、自分の仕事に関わる沢山の人から様々な意見を言われる。中にはどうにもネガティブだと思われる意見もあるかもしれない。でも、ネガティブに捉えているのは自分かもしれないよね。そして、相手はネガティブもポジティブも関係なく意見を言っていることの方が多い。
さらに言えば、独立したあとの周囲の人たちの態度を観察するとよくわかると思うけど、意見を言ってくれる人は貴重な存在で、ほとんどの人は何も言ってくれない。黙って見ているか、つけ込む隙を見つけたら調子の良いことを言ってくるくらい。
つまり、自分の考えと違う人の意見こそ、よく聞いて言葉の意味を考えるべきってこと。そもそも社会に出て、何の利害関係も無いのに、あるいは、あるなら尚更、相手の意見に同調せず、違う意見を言う必要があるのか、ちょっと考えれば分かるはず。もちろん、こちらが受け取りやすく意見を言ってくれる人はさらに大切なんだけど。

まぁ、頑固なのもいいけど、柔軟性に欠けると大事なことを見落としたり、間違った方向に思い切り努力するなど、時間も気持ちも消耗する事がある。それも勉強にはなるけどね。

2つ目の話は、自分とは違う考え方を持つ人の意見は積極的に聞くべきで、それを聞いた上でより良い判断ができるようにすると成功率が上がるんじゃないかって話。
(つづく)

関連記事一覧