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歩いて移動している途中に受けた電話で話している最中にアラームが鳴った。電話を切って黙祷。

8年前、僕はその当時借りていた赤坂のオフィスを引き払った。そして、それまで友人だと思っていた事業パートナー(これもパートナーだと思ってただけだった)と袂を分かち、社員を解雇し、全く一人で会社をやり直すことにした。もう8年になるのか。
あの頃の焦燥感と無力感は今も忘れない。思い出すとつい、腹に力が入ってしまう。そして、今思うとせっかく独立して仕事を始めたのに、僕は自分で考えることを放棄していた。そしてそれを人に任せて安心を手に入れようとしていた。あの当時、頭を働かせずに作業だけしていた時のなんとも言えない安定した気持ち、目の前のことを処理すれば時間が経って夜が来てくれる、働いたというドライブ感が一瞬、山積した問題を遠ざけてくれる。
ずっと思い出すのも嫌だと感じていたけど、ようやく思い出せそう。当時の僕と向き合うと、今僕が何を伝えるべきかも見えてくるんじゃないかな。そうだと良いな。時には来た道を振り返って自分の過去から拾い上げられるかも知れないものを探そう。
そう、せっかく嫌な経験をしたのだからその経験を嫌だったまま終わらせずに、役に立つ何かに変えよう。

【タイトルチェンジAtoZ】
前にも題を選んだけど、カール・セーガン博士が書いたコンタクト。
今、アマゾンプライムで見てるのだけど、改めて見て思いついたのが、果てしなく続く一本の線とそれに交わる一つの円というイメージ。
線は時間と空間を超えて結ばれるもので、円はずっとそこにあったけと、真理を含む啓示のような役割を果たしている。
タイトルは、The circle over the line でどうでしょう。

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