20191021_経営者だって悩んでる
今回の研修はオブザーバーとして役員の面々が全員参加しているという、会社としても様々な思いが詰まっている研修で、そんな人達の前で僕なんかがこんなこと話していて大丈夫なのかと思わないでもなかったのだけど、それにも増して、初日終了後に役員の方々と懇親会が設定されており、会長や社長から直接相談を受けるというなんともありがたい機会に恵まれた。
そこで話し合った内容が、会社の規模にかかわらず、経営トップ世代の偉い人と若手のギャップについて頻発していることなんじゃないかと思ったのでメモ。
それは、一言でいうとコミュニケーションロス。
会長が若手に求めているのは、彼らが本当は何をしたいのかってことを表現してもらいたい、自分がしたいと思っている仕事(今回は新規事)についてもっと詳しく教えてもらいたいってことだった。要は、自分のコト(モノ)として仕事に取り組んでもらいたいってことなのかもしれない。つまらない忖度などせずに、もっとぶつかってきて欲しいと言っていた。けど、まぁ、あまりいないだろうなぁ、そんな若手。
また、役員にも気付いてほしいと思ってることがあって、それは、変わらなきゃいけないのは自分達だってことだって。結局、風通しが良くないのは、役員が風通しを良くしようとしてないから、若手の意見をもっと汲み取る努力をしていないから、ってことだった。どうしてそうなっちゃったかといえば、僕は役員の人たちが新しいことを学ぼうとしていないからだと思った。そういう言い方はしなかったけど、彼らの多くは皆上がっちゃってるんだな。すっかり終わっちゃってる。新しいことを理解しようとするよりも、今理解できていることをできるだけ変えないように続けるのが仕事だと思ってるっぽい。そういう人達を見ているトップとしては、こちらも結局、自分のこととして仕事に取り組んでもらいたいってことなのかもね(苦笑)
でも、一番僕が感じたことは、自分も悩んでるってことじゃないかって気がした。その悩みを共有して、それこそ社員全員で取り組むような組織にしたいと思ってるってことが、本当に伝えたいと思っていることじゃないのかな。だから少しでも多くのことを知りたいし、こちらが気になって質問しただけなのに、勝手に忖度して計画したことがダメだったって諦めないでもらいたいっていうようなことも言ってた。
そういうギャップを抱えた組織に僕が関われるとしたらどういうことができるかなと思うんだけど、やっぱりアレかな、Webアプリ的なツールを使ったきっかけ作りとか、そういうところかな。
ちょっと誰かに相談してみよう。