20160828_「プロモート・ユアセルフ -最強のキャリアをつくる働き方」感想
プロモート・ユアセルフ -最強のキャリアをつくる働き方
ダン・ショーベル著 佐藤 由樹子訳 KADOKAWA
ここのところ、次にやりたいことの構想を練るため、関連する分野の本を数冊まとめて読んでいた。
その中で一番読み応えがあって、一番まとめるのが面倒だった一冊。
セルフマーケティング、セルフブランディング、セルフプロモーション(あるいは、パーソナル~)のキモは以下の3つくらいに集約されるはず。
- 自己分析:自身の持つリソースの徹底分析/そのリソースの市場ニーズまで深掘り
- アウトプット:効果的で必要な人の目にとまるアウトプット
- 貢献:基本はギブ&ギブ
この本は、組織の中で働く若手に向けて、いかに自身をプロモートし、自分のブランドを築き、キャリアをステップアップさせていくかという解説がなされている。しかも、現代では無視できない、SNSをどのように使ってアウトプットしていくべきかについては、特に丁寧な説明がされていて、思わず、アメリカと日本のビジネスシーンにおけるSNSに対するイメージの違いまで勉強できてしまった。
因みに、この本で定義されているセルフプロモーションは、
- 自分に何ができるか、どんな能力があるか、何を達成してきたかを、戦略的に伝えること
いくらインプットしてもアウトプットしないと伝わらないから、アウトプットにエネルギーを傾けるのは正しいことだけど、それも戦略もなしにむやみにすれば良いというものではない、ということは理解できました。頑張ります。
余りに気になる場所が多すぎて、まとめるのに苦労した。しかも、アウトプットを意識するということは、やっぱりやってみるのが一番で、こんなに急いで読んではダメだろうとも思った。
そういう意味では本当に良さそうな本に出会ったというか、今の企画が形になり始めたら、必ず自分でもやってみようと思う。
そろそろ、今年のアタマに決めた本の冊数上限が近づいてきているので、あと何冊増やすか決めないとなー、と思いつつリストの終わりに読みたい本は決まってるので、取り敢えず一区切りつくまであと数冊読むのだけれど、その時読もうと思っている本にも、本は読んだだけではダメで、そこに書かれていることを自分に取り込んで初めて価値になる、というようなことが書かれているらしいので、心の準備くらいはしておかないと。
実際、やるとやらないは全然違う結果になると思う。夏休みも終わるし(あ、ムスメの夏休みですが)、たるんだ気持ちを引き締めて9月に臨みたい。