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ホワイエというサービスがある新聞で紹介されて、その新聞のネット版が少し前にFacebookでシェアされていたのだけど、それを見て思ったことがあったので書いておく。
Facebookでよくありがちなんだけど、こうしたニュースをたどっていこうとすると、新聞社のニュースは肝心の中身がパスワードの向こう側ということがある。いや、ほとんどそれ(苦笑)
以前から少しイラッとしつつしょーがねーなー、と思っていたのだけど、今回何気なくそのサービス名で検索したら新聞に書いてあるだろうと予測した以上に沢山の情報が出てきたので、そもそもパスワードで記事を読ませない、読みたかったらお金を払え的なスタンスはもう終わったのではないかと愚考した次第。

パスワードで記事を途中までしか読ませないようにしていたのは、新聞の購入あるいはオンラインのニュースを有料で配信したいからっていう新聞社の欲と、とはいえ、全く読ませなかったら、誰も見てくれないよねという見込み顧客確保の欲の矛盾が産んだ寂しい結論というか打算の産物だったわけで、そんなの今の世の中、無料で手に入る情報なんかじゃとてもやっていけないと思うんだよね。もっと気合い入れてちゃんとした記事を書くとか、ネットになんて転がってないネタをしっかり拾ってくるとか、あるいはそのへんに転がっている情報をわかり易く丁寧にしっかりまとめるとか…そういう役割を果たせないときっと価値がどんどん低くなって、価値の低いものに払えるお金はどんどん少額になっていって、それでは食べていけないからと張りぼての価値にしがみついている人が全滅しそうな、そんな平成の終わりが、今だね。

いろいろとメディア論も読んでみたし(それほど多く読んでない)、あと、ネットの仕事に携わってからずいぶん経つけど(まぁ、中心からはズレてたけど)、主要な役目を取って代わられたメディアの生きていく道は無いわけではないけれど、だいぶ変わったものになるって中の人達は分かってるのかね。
そんなんじゃ、消費者に置いていかれちゃうよ。

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