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Jeffさんが投稿していたこの記事、とても大事だと思うのだけど、例えば、「少しでも安く良いものを買いたい」のどこを大事にするか、について。今僕が感じるのは世の中の少しでも安くばかりに目がいっているんじゃないの?ってこと。良いものを買いたいのではなく、安い中からできるだけ良いものを探したいという心理じゃないかと思うんだよね。
安物買いの銭失いは本当じゃないかという気がしてならない。こと食べ物に関して言えば、良いものを食べた経験のない人は良いものを見分けることが困難という残念なスパイラルに陥りがち。あるいは逆に良いものを求めすぎて、○○至上主義に陥りがち。何故それがそうなっているのか、それは自分にとって、自分にとって許容できるものなのかということを考えながら食べ物を買っている人はどれくらいいるだろう。
我が家はムスメが生まれてから、彼女に正しい食事を提供しようと結構真面目に勉強したし、幸いなことに、生産者を含むいろいろな立場や考え方の人達から話を聞く機会に恵まれたので、それらの意見を選択しながら食に対する自分たちの考え方を作ることができた。
因みに僕はムスメが生まれるまでかなりの偏食だった。野菜をあまり食べてた記憶がないし、ジャンクフードは今でも嫌いじゃない。何より未だに酒を飲んでるわけで、そんなに健康至上主義じゃない。
僕が食事を変えようと思ったのは、健康のためではなく、美味しいのためだ。美味しい食事は結果として健康にも良かったというのが僕の結論。美味しい味をムスメに覚えてもらいたかった。あと、これは後付だけど、せっかく生産者の人たちと仲良くなれたのだから、ムスメにも直接話をしてもらいたかった。それを作っている人が分かっている食べ物は、直接的に感謝しながら食べることができるし、決して粗末にはできないからね。当然どうやって作っているかに興味は向くし、何故そうやって作っているかという知識も得られる。採ったばかりのきゅうりが何故美味しいのか、海で食べるホヤがどうしてあんな味なのかとか。思い出していてなんて贅沢なんだろうと思った。それがムスメの美味しさの基準になっていると良いな。今でも我が家で一番薄味が好みなムスメ。むしろ、食べ物の美味しいかどうかはムスメが一番良く知ってるんじゃないかってくらい。
得やすいものから取り組むなら知識。何かを読むことも大事だけど、話を聞きに行くことがとても役に立った。しかも、エバンジェリスト一人から沢山教えてもらうというよりは、そういう人はもちろん、そうでない人にも沢山会って話を聞く。
で、経験は正に食べてみることだと思う。食べれば分かる(笑)そうやって自分の考えを作ることで美味しく食べることへの知恵がついてくるんじゃないかな。決して高いものばかりを食べているわけではなく、分相応のものを、作り手が正しいと思っているだろう金額で買ってるつもり…あー、ジャンクは除くというか、ジャンクは、ジャンクが食べたくて買ってるの!(謎ギレ)えー、話が逸れた。作り手のひとが決める価格にはちゃんと理由があるということを知ることはとても大切。だって、ちゃんとした食べ物(素材ね)って手間を掛けないと作れないでしょ?そういうことを理解した上で高いか安いかって考えることが大事だと思う。そして、それが贅沢なのかアベレージなのかを判断する能力を常に磨くってことが僕にとっては大事かな。だってたまには贅沢したいし(笑)
お、今日は結構書いたぞ。

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