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この前、異業種経営者の集い的なものに出た時、ちょっと面白い人と知り合いになった。その人は6つくらいの大きな事業の柱の元、ちょっと一度に説明できないくらい沢山の業務を行っている会社の偉い人。
若い頃は地方に行かされてさ、その頃はフィルター売ってたんだよね。って楽しそうにその頃の話をしてくれた後、「そういえばさ、ビールって普通のビールと生ビールがあるだろ?その違いは分かる?」と聞かれたので、火入れをしてるかどうかですか?と返したら「そう!でもね、じゃあ、生ビールは何をもって生ビールだと思う?」「えっ?」みたいな会話があって、まるでチ○ちゃんみたいだったんだけど、ワインや日本酒的に言えば、火入れをしてないと酵母が瓶内に存在するから、瓶熟が進むよね?生ビールも缶熟が進むと思う?って話。そんな話聞いたこと無いな、あるいは、昔、シメイビールは酵母が生きたまま瓶詰めしてますなんて話聞いたことあったかな…って考えてたら、何を持って生ビールと定義するかも知らず、やれ、やっぱり仕事の後のビールはうまいな生ビールサイコー!とか、やっぱりビールは生に限りますね家で飲むのと全然違う、などとビールで酔って浮かれている日本人のなんと多いことか…とまた番組に引きずられそうな展開に(笑)
そう、昔は瓶ビールに詰めた後火入れをして出荷されていたラガービール。多分、創造の生き物が描かれたあのビールやまん中に赤い星をあしらったあのビールも皆火入れ後出荷されていたはず。で、火を入れずに出荷したビールはなかったのかと言うと、あったらしいんだよね。当然、瓶内発酵が進むと栓が抜けちゃったり、瓶が割れちゃったりと事故(?)も多く、やっぱり生は無理なんじゃ…となっていたらしいんだけど、あの、例のまん中に「生」って書いてあるようなビールが登場するわけ。何故そんなビールが作れたのかって話なんだけど(前置き長っ!)、つまり、火入れはしないけど酵母は入れない(!?)ビールを作ったわけ。どういうことかと言うと、発酵させたビールを瓶詰めする前に、マイクロフィルターを通して濾過することで、火入れをしなくても生なビール(?)が出来上がったってこと。
それ、確かに生だけど、生じゃないじゃん(苦笑)そこそこの出荷量がある缶ビールや瓶ビールはほとんどそれだって。あー、つまり、マイクロブルワリーの地ビール的なヤツ以外は生きてる生ビールじゃないってこと。ビールはさ、そこそこフィルター詰まるから結構儲かってるんだよってくらいだから、かなり色々と綺麗な液体に生まれ変わっている模様。生ビール…生じゃないんじゃん(苦笑)
因みにね、日本酒だって濾過するからね(苦笑)ほら、無濾過って書いてあるでしょ?つまりそれ以外は濾過してるってことだから…あー、なるほどそうですね。まぁ、生至上主義って人以外には関係ないんだけどね。きっと。
僕も色々濾過されたい。あれ、フィルターすぐ詰まっちゃうかな?(涙)

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