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いや、あれはいつのことだったか…確か2000年くらいのこと(調べたら2004年だった!)その頃携わったJV事業の相手方役員から聞かされた驚愕の一言が「そこの部分をあと2cm下げてもらいたいんだよね」だった。プロジェクターに映されたサイトのモックアップを見て、この一言を言い放ち、一瞬でミーティング参加者全員をデモチベートした役員さん、今はどこで何をしているのか(遠い目)まあ、白けきった空気をものともせずデザインの薀蓄までご披露頂いた後、デザイナーとプロデューサーがもう降りたいですと言ってきたのを何とか押し留めたのは今となっては良い思い出(嘘)
しかし、今もそう思う人は少なくないんじゃないかと考えさせられる場面に遭遇してしまった…あのときの記憶が一瞬で蘇り、こりゃだめだマークが激しく点滅する。まさか、そんなシーンに居合わせるなんてもうそれっきりだと思ってたよ。すっかり忘れてた。ただ、あれだな。その人にとっては眼の前に映されたブラウザの見た目が全てなんだな。そっかー。いや、びっくりするやら懐かしいやら、後は…あの時と一緒、困ったなぁって感じ。まぁ、その人の見てるhtmlを優先して直してあげればいいだけなので簡単といえば簡単なのだけど…まいっか。それで良いって言うなら。さっと直して次に行こう。取り敢えずあなたの見てるブラウザに合わせて対応しますよって優しく伝えた。僕のこだわりはこの際関係なくていいや。ここも実績に数えなければ良いだけだから…ていう仕事ばかりだと実績増えなくて困るな。
今回いくつか反省すべき点があったのだけど、一番の反省点は妥協したことだな。通じるだろうは通じない、を肝に銘じて次は妥協のないように、仕様の確認と見積もりはセットで必ず出すようにする。あと、テキストは打ちこまない、も明文化する。
よし、帰ったらすぐ直してもう終わらよう。あと、こういう案件の金額はそういう気持ち込みの設定にする。

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