20200814_助けはいらないってことじゃなく、それは助けにならないんだよ
会社勤めの友人が、何度か仕事を斡旋してくれようとするんだけど、これがなかなか微妙な案件ばかりでどのように断ったら良いのか悩ましい。
僕なりにどうして彼が僕に案件をくれようとするのか考えてみた。
1.なんとかして僕に案件をくれようとしている
2.案件があったら僕のことを思いつくので、まずは僕に打診をしてくれる
3.僕は一人会社なので、案件があれば僕の役に立つと思ってくれている
4.僕は一人会社なので、相場より安く仕事を引き受けられると思っている
5…
いや、4だな、コレ。
いい仕事を安く提供することは出来ない。これは物理的に無理。
で、安い仕事がいい仕事だって言うのは呪いみたいなもので、その呪いにとらわれているといつまでたっても自分も、お客さんも幸せになるような仕事はできない。と今の僕は思ってる。高い仕事がいい仕事ってことじゃないよ。その仕事に見合った正しい金額設定が必要ってこと。
体感してるからね。
昔、企業のホームページを安く引き受けてたことがあるけど、安い会社ほど安易に事を考えていて、原稿は出てこないし画像も適当なものを送ってくるし、出来上がってから細かいやり直しを何度もさせたり…というトラブルが多かった。
それ、ちっとも幸せじゃない。出来上がったサイトも可愛そうなサイトが多く、僕の会社の実績にできるようなものは少なかった。そう、僕の後ろにできたのはそういうダメな案件の焼き畑だった。
面倒くさいのは、その焼き畑にお別れをして今なんとなくやれそうなところに来たのに、そこに戻るのは嫌だって言わないといけないってこと。
しかも、仕事に対する認識のズレを説明するのって本当に面倒くさい。
助けてくれようとするのはありがたいけど、それ、助けにならないから。
けど、
一人会社なので、相場より安く仕事を引き受けられると思っている
の呪縛に対抗するのはなかなか厳しい。だからこそ、やりたい仕事で生活できるような環境を作ることが大事なんだな。
あー、面倒くさい。