20190206_安い仕事は誰も嬉しくない
サイトを作るという仕事に対して、これまでずっと僕が抱いていた気持ちは、インターネットの環境を個人や小さな会社で整えるにはお金がかかり過ぎるってことに対するいらだちだった。
僕は、あまり技術に詳しくないそういう人たちが、悪い業者に騙されて余計なお金を払うことがないようにしたかった。だからできるだけ納得できる金額で簡単にサイトを作れるような、そんな仕事を作ろうと努力してきた。
けど、それは間違えてた。いや、本当に。
自分の力で安くする環境を整えられない人にそれを提供するのは間違えてる。僕がするべきなのはそういう力をつけたいと思ってる人に必要な情報を提供して自分で環境を作れるようにすることだ。安い金額で作業を引き受けてあげることはその解決策じゃない。もうね、安い金額でサイトを作るのはやめた。そう、あの仕掛中の案件も断ることにしよう。
安い金額で安易に仕事を引き受けることは決して相手のためにならない。それどころか、安くても高くても思い通りにならなければ誰も良い気持ちで仕事はできない。当たり前だけど安い仕事は自分のためにもならない。金額の多寡に限らず、相手の実現したいことはそれほど変わらないわけで、逆にイメージできないからなんとなく安くできるところに頼んでいるというケースもあり、むしろ安く引き受けて多く働くということにもなりかねない。そんなのは仕事じゃない。
もうそういうことはよして、そんな人にはここを見て作れますよというサイトを作るようにする。というか、早く仕上げないと。
この気持が揺らがないように、これを書いておくことにした。
決して今やっている仕事がダメだってことじゃなく、気持ちが揺らがないようにしているんだからねっ