20200429_オンライン研修で分かったこと
講師所感を書くために今回の研修を振り返りつつ、講師仲間のツヅキさんと話してみて気がついたことをメモ。
今回のオンライン研修で一番印象に残ったことが、受講者の内省への貢献が結構大きいんじゃないかってこと。画面を見ている時は一人を意識しないけど、では個人のワークに入りま~す、って委ねられた時、本当に一人での作業だからね。
残念なのはグループセッションに踏み込めなかったところ。これは大人数で取り組む時の課題だけど、今後解決される可能性は高いし、まぁ、運用でカバーするイメージは掴めてるんで、僕の会社でこうした取り組みをする際にはもっと柔軟なやり方が出来るなって感触も得られた。
あと、チャットの活用もかなり有効だと思ったよ。比較的質問も上がるし、あるいはこちらからチャットで問いかけるってことも出来るはず。映像で回答したものもチャットできちんと回答するって体制をつくれたら、チャット担当とファシリテーション担当がもっと強力に協力(笑)できそう。
それと、このやり方が今後主流になっていくなら、新たなリーダーシップの理論だって考えられるんじゃないかな。
例えば、これまでの対面コミュニケーションでは、言語より先にノンバーバルなコニィニケーションができたわけで、なんとなく、とか空気でごまかしたり、言葉以外の雰囲気作りができたけど、オンラインではまず言葉ありき、その後、ノンバーバルコミュニケーションも効き始めるっていう感じで、コミュニケーションの順序が逆になるんじゃないかと思うんだよね。
つまり、頭で分かってることを言葉に出来ない人は、他者から理解してもらえないって状況がこれまで以上に増えるはずで、そのためにロジカルシンキング、言語化の力が必要になるはず。
それと同時に、離れていても敏感に相手の心理的な状況を察したり、相手が言わんとする意図を汲み取るっていうような感性の力がとても重要になっていくんじゃないかと。
画面の向こう側に居る複数の相手から、それぞれの意見を傾聴し、効くだけではなく差分を調整したり、場の雰囲気を盛り上げたりするのがリーダーシップになっていくんじゃないかな、というか、そうなるといいなって思った。
おー、話が膨らみすぎたけど、そういうコンテンツ作りたくなってきた。
で、オンラインで研修ね。すごく楽しみだぞ。
それから、完全に余談だけど、今回の研修でも推薦本のページを作っていったのだけど、さすがオンライン研修。僕の担当したクラス以外にもリンクが共有されてこれまでにないアクセスを数時間で叩き出すという(笑)笑っちゃいけないんだけど、そういうダイレクトな感覚もありがたく経験させていただきました。ありがとうございます。オンライン研修バンザイ(笑)