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世界で勝てるブランディングカンパニー―ブランド力でマネジメントを強化する日本企業の挑戦
関野 吉記, 奥山 由実子著 ダイヤモンド社

社会人教育系の展示会で頂いた本。
ありがたく読ませていただきました。

日本の良さを活かして世界へ、というコンセプトは非常に興味があったし、自分でも(弊社ではない)意識したいところなので、本を頂いたのはとても嬉しかった。
ただ、世界へというコンセプトのあまり、本文の半分が英語というのは非常に読みにくく残念だった。無理にそうしなくても良かったと思う。
英語の勉強には…なるのかなぁ。ここまでの内容を英語で理解するにはちょっと僕には難しそうだし、いずれにしても英語の部分は読めなかった。

「はじめに」で奥山さんが書いてらっしゃる、日本のモノやサービスのクオリティ、ホスピタリティの高さや、独自の歴史と伝統、その背景にある文化といったものの、ポジティブな評価がジャパン・ブランドであり、それを旗印に胸を張って海外に打って出よ、というのは共感できる。もっと自信を持ったら良いと思うのだけど、自分を含め、自信以前に表現が稚拙。というより、下手。そもそも日本語で表現するのも拙い状況を大いに反省させられる。

本文は、MUJI会長の松井忠三氏のインタビュー以外は、株式会社イマジナという、自社のクライアント事例とそのインタビューになっている。
登場する企業の成長戦略を知ることができて面白かった。
業界のスタイルを変えていこうとする力、変えていく力を発揮してポジションを作り上げた企業の話や、事業継承にともなう守りと攻めの転換の話、その仕事、あるいは商売は誰を見て(誰のために)やっているのかといった、最近気になっているテーマが取り上げられていて大変参考になった。

あとがき的な位置付けの関野さんの文にある、外から(これは社外から業界の外、海外までを含めた外部、という意味だと思う)「いいね!」と言ってもらう、というコンセプトも共感できる。
課題は表現力なんだよなぁ。
励みます。

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