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さっき人と会っていて考え続けるための簡単な練習方法や、続けることの効果について話をしていたら、
「そうしていると、いろんなことに興味が持てるようになりますね」
と言われて、その通りだと思ったのだけど、そんな風に考えたことがなかったからとても新鮮でありがたい意見だった。

考え続けることは、大人になってから身につけたスキルで、誠さんというシェダイマスターに教えてもらったのだけど、身につくまで結構時間がかかった。ただ僕の場合は、物事に興味を持つことは普通で、むしろやり過ぎ位だったので、考えることによって一つ一つのことに集中できるようになったのだと思っていた。

先の意見は、僕と同じように、いろいろなことをすぐやってしまうような人から出た意見だったので、意外に思ったのと、こうして話してみると、やっぱり人はみんな違うんだなと改めて思わされた。

一見、様々なことに興味を持っているように見えて実はそれほど関心が無い、という状況はどういうことなのだろう。
興味を持っているように見えるのだから興味がわいているのではないか、というのは間違いなのか。
それともせっかく興味がわいても、極短時間で興味の対象が変わってしまうため、興味を持っていたことを自覚できないのか。
僕の場合は後者だったと思う。すぐ飽きて投げ出す、放置してしまう、そんな感じだった。
そういうケースだと、対象について考える時間が増えることは、それに比例して興味を持つ時間や深度が深まるから「いろんなことに興味が持てるように」なるといえるのかな。

一方で、本当に好奇心が薄い場合。
このケースでも、恐らく対象について考える時間を増やすと興味がわいてくるのではないだろうか。
バラのために費やした自分の時間が、自分のバラを大切なものに変えたように。

「なぜ?」というのがその練習の始まりで、それが全てだ。
とても簡単なのだけど、始めた頃はなかなかできなかった。
自転車と同じで、なれると普通なんだけど。
もう一つ、自転車に似ていると思うのは、使えるようになると、より遠くまで行けるようになること。
思考を飛ばして、より広い範囲にわたって、より高い視点を持って、より深い深度で考えられるようになることか。
あ、僕はまだそんなに深くないけど(苦笑)

とにかく、物事に余り興味を持てないなと感じたら、目に映るもの片っ端から「なぜ?」「なんで?」と考えるようにしてみるのがお勧め。

なんで僕はこんなこと考えてるんだろう?

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