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メモを取っても記憶は定着しないって研究結果が出て、個人的にホッとしているんだけど(笑)
なぜかって?
僕はメモ魔だからだ。会社で働いていた時は、メモや議事録をあまりとってた記憶がない。新入社員の頃はメモをとってる余裕がなかったし、その後は、純粋に商品営業ではなく企画営業をチームで取り組むみたいな感じだったから、メモや議事録は僕の役目ではなかった。打ち合わせに出て提案内容を喋ることと、その場である程度の意思決定をすればOKな役割が多かったから。
で、独立して大変だったのは全部自分でやらなきゃならなかったこと。まぁ、当たり前だけど。それと、教育関連の仕事みたいに、全く経験のない業態にも乗り出さなきゃいけなかったので、お師匠的な人と同行するときは特に、とにかくメモをとることに徹して仕事を覚えようとしたんだよね。でも、なかなか覚えられないと言うか、結構苦労したように思う。メモのとり方も沢山工夫した。工夫したというか、どうしたらちゃんと覚えられるかという、なんか自分でもわからない迷路に嵌ってた感じ。
まずやったのは、PCで逐語録に近いメモを書きまくった(打ちまくった)。これもそうだけど、それまでの経験である程度早く文字を打つことができたし、僕は文字をきれいに書くのが苦手だったので、PCで文字を打つほうが好きだったんだな。で、それなりに打てるからとにかく逐語録に近い形で聞き漏らさずに打ちまくってた。
でもね、そんなメモ誰も見ないんだよね。自分でも沢山ファイルがあったけど見直した記憶が殆どなかったよ。そして、当然、記憶とメモリの隙間に色々なことが埋もれてそのままいつかなくなってた(苦笑)
で、今度はできるだけ、必要と思われる内容だけに絞るようにしてみた。ちょっとは考えて打つようになったから、まぁ、議事録として見てもらえるくらいにはなったかもしれない…けど、これも、やっぱり見直すことは殆どなかった。今みたいにクラウドで共有なんてなかったから、基本はテキストファイルカメールの文章になるわけなんだけど、ファイルって開けてみないと(メールもそれが書いてあるメールを開かないと)中身が見えないから、ぱっと見たり、パラパラ目にすることは無いよね。だから、書いて満足に近い状態でほったらかしになってたね。
僕もその頃は外部記憶に書き出したから忘れていいんだって思ってたんだけど、忘れたままでいいとは思ってなかった(笑)だから次にやったのは可視化…になってないから続かないんだけど…ノートに書くようにしてみた。いわゆるA4のCampusノート的なもの。でも、これ、どんどん書きまくってノートが増えまくっちゃったんだよね。置く場所にも困るくらい。で、結局読み返さないという状況は変えられなかった。
その後やったのは、A4のコピー用紙に書くってこと。これはゼロ秒思考を読んでたときだからね。見開きA4の紙でメモをとるっていうのがちょうど良さそうなサイズ感だって気が付き始めたのはこの頃。ただ、続かなかったのは、取ったメモの管理が全くできなくなってきてしまい、捨てるものと取っておくものというだけじゃなく、これの続きってどこだっけ?的な状況が増えてきた(ダメ)ので、次の旅に出ることにしたわけ。
で、今は分厚いA5ノート(ZEQUENZの白)を使ってる。見開きにするとA4サイズってわけ。これとA5のスケジュール帳をバッグの中でバラバラにならないようにひとつにまとめて袋に入れてセットで持ち歩いてる。大体1年で1冊ペースだから管理も簡単だし、結構気に入ってる。で、大事なところは付箋をつけるようにして、時々ちゃんと見直すことができるようになった。気をつけてるのはノートが付箋だらけにならないようにタスクが終わったら剥がすようにすること。これなら、ズボラな僕でも大分楽に情報を管理できるような気がしてる。あと、最近はメモに絵を入れて書く練習もしてるよ(笑)
独立してからそろそろ10年になるけど、メモのとり方が行ったり来たりした一番の理由は、メモした内容を殆ど忘れて活用できなかったに尽きる。これ、自分が悪いんだと思ってたよ。手書きにしたのは、字が綺麗になったんじゃなくて書けば忘れなくなるって誰かや誰かに言われたから。でも、書いたって忘れるよね。ほんと、それって、自分が悪いんだと思ってた。
だから、今回の記事は目の前が晴れるようだったね(笑)なんだ、忘れんじゃん。みんな。
結局、僕が今のところたどり着いた結論は、メモした内容は形にしてなんぼってこと。読み返す工夫はこれからもするし、メモを取りながら考えを膨らめせるとか、そういう努力はしたいところだけれど、メモは取ることよりもそれを活用するためにどうしたらいいかを今後は考えていきたい。そう、できれば忘れる前に(笑)

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