20190906_フットワークと瞬発力は違う
先日、ツヅキさんと打ち合わせの前の雑談ですぐやるスキルについて話していたときに気がついたんだけど、フットワークが軽いのと強い瞬発力が発揮できることは違うね。
例えば、フットワークが軽くてどこにもすぐ行きますよっていうスタンスと大事な局面では予定を変えてでも出向きますっていうスタンスは違うんじゃないかと思ったんだよね。
僕は長い間自分はフットワークが軽いのは自分の強みだと思っていた。でも、結果としてはフットワークが軽いだけでは仕事を作ることはできない。正確にいうと、作れないわけじゃない。作れても育たない。育たなかった。
今も正解は分からないんだけど、仕事をする上で、きっと優先順位は大事なんだと思う。そして、優先順位に応じた時間の使い方をすべきなんじゃないか、というのが、僕の今の時点での答え。
フットワークを軽くしようと思うと、どの仕事もフラットに取り掛からないと中々フットワーク軽くできない。もちろん、色んな仕事に関われるということは勉強になるし、時にはAとBが突然一緒になって、新しいCを作ることができる、なんてこともあるかもしれない。でも、大体はAとBが結びつくことはなくて、それどころか、どちらも一緒に立ち消えたりする。そして、フラットに時間を使ってきたせいで利益率の高い仕事に十分な時間を費やすことができず、結果として仕事に使っている時間に比例した利益を上げることができなかった。やればやるほど辛くて、引きこもってたほうがいいんじゃないかと思ったくらい。
今は、ちょっと考え方を変えて、瞬発力を高めたいと思っている。あと、やっぱり仕事の優先順位はしっかり考えようと思ってる。引き受けた仕事のために十分な時間を使うことと、新しい仕事を見つけるため、新しい仕事に出会うために使う時間は分けるようにし始めた。
それでも思うのは、チャンスがそこにあったとき、どうやってそれをゲットするかってことなんだけど、それが瞬発力じゃないかって気がついたんだよね。
決断を早くすることと、決断したら直ぐに行動に移すことはやっぱり大事。でも、その決断の中にやらないって選択肢を持つかどうかがきっとフットワーク軽いを強い瞬発力に変えるポイントじゃないかな。出会う仕事(仕事だけじゃなくても)すべてをやることはできない。何かをやるには何かを終わらせなくちゃいない。でも、新しい何かを選ぶときに、いまは選ばない、今は始めないけどやってみる、とか、そういう選択肢を持てたらと思う。
そう、そこに行くのは、行ったらいいことがあるかもしれないからではなく、そこに行ってやりたいことがあるから。っていうのが理想かな。