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研修で気がついたキーワードなんだけど、組織にはドリームイーターという種類の人達がいる。これは、ミニマルな組織にはいないと思うけど、ちょっとした規模の組織になると必ずいる。だいたいどこにもいるね。人に紛れて気付かれないように潜んでる。いわゆる抵抗勢力ではなく(つまり提案にNoという人達)、何の意見もないけど、採用もしない、採用しない明確な理由を説明しない(あるいは出来ない)人達。彼らは新しいアイデアや企画を提案しようとする人たちのがっかりした気持ちを喰って生きてる。
ドリームイーターは、せっかく若手が課題を解決しようと思ってるのに無関心だったり、そんなに頑張ったって仕方ないというようなことを言う。そうして小さな芽を潰してその時に出てくるがっかり感を吸い取るんだ。だから、ドリームイーターのいるグループは痩せた土地みたいにアイデアの芽が育ちにくくなっていく。
会社はイノベーションを求めて社員を教育したり、支援しようとするのに、せっかくこうして研修を受けても職場に戻るとドリームイーターの餌食。何をそんなに頑張ってるんだとか、研修を受けるだけで仕事ができるようになるはずないとか、そういう言い方でやる気の芽を積んでるらしい。そりゃ研修受けただけで仕事ができるようになるなら研修会社はもっと儲かってるわ(嘲)研修を受けたら気持ちや考えが変わることもあるでしょ?気持ちが変われば行動も変わるでしょ?それを肯定してあげるのが上司や先輩の役目なんじゃないの?
アンケートに書かれてた、上司にもこの研修を受けてほしいって一言はとても切なくて、是非負けずに頑張ってほしいと思った。くたばれ同調圧力。
しかし、なぜそんな化物が生まれてしまうんだろうね…最初は皆その会社で働きたくて、入りたくてそう簡単ではないはずの入社試験を受けて入ってきたんだよね?夢を持って新入社員になり、今回の受講生と同じように先輩社員になって、役職者になっていったんだよね?なのに何故そんな化物になっちゃうんだろう?人は自分で決断できればどれだけ歳をとってもいつでも自分を変えることができるというのが僕の信条だけど、変えたくない人(自分では変わってきてしまったことに気づかないまま現状を維持したい人)は、人はそんなに変わらないとか(そりゃ、あなたは誰かを変えることはできない)、自分に対してもそんなことしても無駄だとか考えてたり、口にしてたりするんだろうね。
さて、そんなドリームイーターに抵抗するために、負けないために何をしたらいいかってことなんだけど、僕は、その人の前であえて楽しそうに仕事をすること、自分の後輩ときちんとコミュニケーションをとって、しっかり彼らを育てそれをドリームイーターに見せつけることだと思う。アイデアや企画はドリームイーターだけに投げるのではなく、例えばその人と同じレイヤーあるいはその上の上司にも合わせて投げるのが良いと思う。そんなことできないって?間違えたふりしてCCを入れたメールを送っちゃうとかあえて少し大きな声で周りに聞こえるように相談するふりとか、沢山人がいる前であえて相談してみるとか。とにかく多くの人の目にさえ触れられればやり方は何でもいいと思うんだけど。
DEハンターを育てられるような教材考えようかな。

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