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今日は伊東の宇佐美ってところに来てる。これから数日、海の仕事。
海の仕事っていっても沢山あって、今回は2つかな。一つはサーフショップのホームページを作るための撮影とヒアリング。もう一つは漁。
サーフショップのオーナー、モリノさんは漁師さんでもあって、その仕事を手伝いながら(まぁ、アルバイトだね)、滞在費を捻出しようというわけ(笑)でも、漁師なんて経験できる機会がないからかなり楽しみなところ。
夕方宇佐美に着くと、サーフィンのイベント中だった。皆忙しそうだったので邪魔をしないように 物陰に隠れて モリノさん家でパソコン仕事をさせててもらう。
早速今晩船が出るとのことで、晩御飯を食べたら時間が来るまで仮眠。そうそう、モリノさん家は天然温泉の風呂があって、なんと自宅でかけ流し。湯も結構熱い。風呂に浸かって布団で横になったら意外と寝付きが良くてすぐに眠れた。2時間くらいで頭もすっきり。
20時40分にモリノさんと家を出て港へ。今日乗る船の人たちに挨拶してカッパと長靴を借りて乗り込む。
21時出港。港を出てから少し経つとエンジン音が変わって速度が上がる。天候は曇り。星が見えるのを期待してたんだけど残念。船の前の方で適当な箱を見つけて座ってたら、声をかけてくれる人がいて、その人に連れられて船倉へ。そう。休憩室があるんだね。みんなどこに行ったんだろうと思ってたら、船倉に小さく区切られた簡易ベッドのような(カプセルホテルくらいの)場所があって各自漁場に着くまで横になって寝られるようになっていた。ベルが鳴ったら甲板に上がって着替えるって段取り。カッパを着て甲板で待ってなくて良かった(苦笑)
23時過ぎに漁場着。合図の短いベルが鳴って甲板に上がる。カッパに着替えて長靴を履く。僕は初心者だから危ないのだろう、網を張る間、操舵室に入れてもらって待機。魚群探知機を見ながら、まぁ、見ても何も分からないのだけど、とにかく色々な計器を見ながら待機(笑)
船は3隻。すばやく網を張り張り終わるとどんどん巻き上げていく。最初は何の数字か分からなかったからどれくらいから巻き上げてたのか正確には把握できなかったけど、あー、網の深さかって気がついたときの数字は85メーター位だった。すごい深いところまで沈めるのね。
カモメがどこからがやってきて、あるいは、すでに居たのか海面に突っ込んでは魚を獲ってる。夜もかもめは飛ぶんだね。
23時45分、だいぶ網が巻き上がって、ロープから網目の部分に切り替わり、いよいよ僕も作業。なんかね、マラソンみたいだったよ。基本的に網は機械が巻き上げてくれるので、人はそれをきちんと捌いて畳んでいくというか、次に引き出しやすいように甲板に広げるというか、折り畳んでいくのかな。うまく説明できない(苦笑)けど、これがなかなか難儀な作業。そんなに力を入れてする作業ではないのだけど、足元がふらつく中で腕に一定の負荷をずーっとかけながら網を手繰る、みたいな。だから筋肉痛とかにはならなそうなのだけど、汗はかくし、交代しながらやれるのは結構助かった。
ひたすら網を畳んで25時45分頃、漁は終了。今日は不漁だったって。残念。
漁場を離れて1時間ほどで帰港。帰りは船の上でかっぱを着たまま上から水をかけてもらって魚のかけらとかを洗ってもらう。合羽を脱いだらまた操舵室に入れてもらう。汗で結構寒かったからこれは助かったね。明日からのサイトの打ち合わせも軽く済ませて港まで。
港についたら皆もう、三々五々帰っていく。ミーティングとかしない。これは結構すごいなと思ったね。やることがシンプルだからそういうことする必要なんだね。そういえば事前の打ち合わせもなかったし、中々かっこいい。
僕達もちょっとした後片付けを済ませて帰宅。港から3分(!)の立地なのですぐ着く。着いたら再び風呂を借りて後は寝るだけ。というか寝る。

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