20280324_助産師協会に行ってきた
助産師さんて僕にとっては、ムスメの病院で彼女が生まれるときに産婦人科で看護師さんのような立場にいた人のことだった。
ただ、ムスメができたのが分かったときに色々と調べたので、助産院っていうのがあるのは知ってて、病院とは別にそういう場所で出産って選択肢があるのも一応理解はしてた。
で、まぁ、仕事の行きがかり上、助産師協会ってところに行く機会を得られて、今日そこの理事の方と、協会が運営している助産院の院長さんの話を聞いてきた。
いや、もっと早くこういう話を聞きたかったね。
産婦人科と助産院の大きな違い、えーと、僕の理解で簡単にまとめると
産婦人科では、出産を症状の一つとして捉えている。
助産師は、出産は生活の延長というか、生きることのプロセスの一つとして関わる、みたいなイメージ。
産婦人科医院て生まれるとき、妊娠が分かってから出産までお世話になるって感じだったんだけど、助産院は妊産婦だけではなく、生まれてきた子供とその後も関わっていくとか、もっと言えば、子供ができる前から子供が成人する前くらい幅広く夫婦や家族と関わる仕事って感じだった。
で、妊娠、出産に対する考え方も症状に応じた対処療法を施すのではなく、どうしてそうなるのかという考え方を教えたり、その症状からくる痛みや苦しさをどう理解するかっていう対応を大事にしている感じ。
出産は経験がないので、どちらがより良いかは分からないけど、そうした考え方を知るのは新鮮だったし、もっと広く知られるようになったらといいのにと思った。
特に印象に残ったのは悪阻の話。悪阻って胎盤が母体にしっかり付いているから起こると考えられるんだって。だから、悪阻が起こるのは胎児も母体も頑張っているし、その頑張りが実を結んでるって証拠なのだとか。
それが耐えられる痛みや苦しみかは人それぞれなんだけど、その理由をこんなふうに考えられると受け止め方が変わる人も沢山出てくるんじゃないかなって思ったよ。
お父さんも勉強になりました。ありがとうございます。