これは、あなたへのメッセージです。
僕はここのところあなたと仕事をしていて残念だなと思うことが一つあります。
残念だからといって、あなたのやり方が間違えてるということではなく、せっかく正しいやり方を標榜しているのに勿体ないと思うのと、それができるようになるともっと良くなるんじゃないかと思ったので、あえてお伝えします。
それは、人の話を聞くってことをどう考えるかについて、考え方を変えてアプローチをするってことです。
人の話を聞く時に、それは自分のために聞くのか、相手のために聞くのかを考えること。
例えば、予算と納期は相手のためじゃなく、自分のためだよね。お客さんのために話を聞くとしたら、お客さんは結局何がしたいのか（大抵お客さん自身も分かってない）ってことを明らかにするように会話を進めないと聞けないじゃない？
同様にお客さんがこちらに要望を伝えているのに、それはできない、なぜなら…って説明は不要だと思うんだよね。
あるいは、こうすれば実現できるって提案も、そちらのほうがより良いって提案にならないと、聞いてもらえないよね？
だから、コンフリクトしているときは特に、なぜそう思うのか、結論としてはどうしてもらいたいのかってスタンスで話を聞いたら良いんじゃないかな。
お客さんは私の話を聞いてないですよね？っていうアプローチはお互い残念なやり取りになってしまうと思うんだよね。
そう、その時点であなたの正しさを証明するようなことは誰も求めてないからね。
そもそも正しいとか間違いとかって無いよね。常に良い方向に向き直れるかってことを考えるのが仕事だと僕は思います。
そうやってお客さんのために話を聞くとしたら何を聞いたら良いかを考え続けたら、いつの間にか本当にそういう質問もできるようになってきて、それができるようになると、なんと、やっぱり仕事が増えてきたよ。
その場で出さないといけない答え、といっても正解という意味じゃない何か、はお客さんから聞き出すんだと僕は思って仕事をしています。
頑張っていきましょう。