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久しぶりにマスターとアイディアストーミング的な話をする機会があって、映像とか写真について話をした。相変わらずおもしろい話が満載で楽しかったんだけど、今回は僕が撮りたいと思っている写真や映像のテーマを言葉で説明できるようなきっかけをもらった。

どういう意図で写真を撮ってるのかって聞かれて、それを説明しているうちに僕が目指している表現(おお、大げさ)は、何でも無い日常の中にある、懐かしさや「あー、それ分かる」っていうような感覚を覚えてもらえるようなことなんだな、ってことが分かってきた。
残像というか、そこには無い(写ってない)けどあるのは分かる、とか、あるはずのもの、あるいはそこにあったはずのものを共有したいって感じなんだけど、それを説明したら、マスターに宇宙背景放射(cosmic background radiation)みたいだねと言われたので、それだと僕のは生活背景放射(Life background radiation)って名前にしたら良いんじゃないかって思って(笑)
まだ文章にできてないのだけど、僕が求めたいテーマの一つに見えないけどそこにあるものっていうのがあって、それにも近い感じ。
さすがマスター。

そう考えると、きっとこれまで撮ってきた街の写真は生活背景放射の一部だったんだな。これからもう少し人の写真も撮りたいなって思っていたんだけど、調度良い機会になりそう。
やっぱりひとつのテーマで撮り続けることでそのテーマに対する考えも深まるし、そういう視点で目の前のものが見られるようになるから、少しは撮れる写真の質も上がっていくんじゃないかって思うんだよね。
ただただ街の写真を撮ってます、じゃなくて街の写真も人の写真も生活背景放射を求めて撮ってますって、なんかちょっと格好良いんじゃない?(違)

嬉しい言葉を見つけたので、これからはそれをテーマにしてるってことにしよう。
ホームページにも書いておこっと。

※ 因みにこれは上海で撮った写真で、手前に写っているのはオジマさん

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