20180311_7年という時間
あの日のことを思い出す回数は日に日に少なくなっていると思う。
あれだけ沢山の心配をして、あれだけ無力感にさいなまれ、あれだけ感謝した日々は、少しずつ遠ざかって日常に上書きされていく。
でも、やはり今日を迎えると否が応でも思い出す。そして、7年分積み重なった今日も。
7年前の今日、会社から歩いて帰った途中、お互いの無事を喜んだあの店はもうなくなって久しい。
数ヶ月後に東北を訪れた時に感じた無力感は、一度は払拭できた気もしてたのだけど、ここのところ応援する余裕がなかなかないことに気づかされ、またぶり返してきている。
今年は上海で黙祷をした。一分前にアラームが鳴って、14時46分はタクシーの中だった。
車に揺られながら目を閉じるといろいろな思いが浮かんできてなかなか大変だった。
改めて、自分に出来ることは何かないかということと、今のありがたい環境に感謝して日々過ごさなければと思った。生きていることが大事。明日も会えることが大事。
7年間。何をしてきて、何の途中なのかきちんと時間をとって考えようと思う。