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明日のために空港近くのホテルを取った。
まずはそれが間違い。
というか、そもそもレンタルwifiの手配を怠ったのが間違い。
もっというと、茨城空港から入ったのが間違いだったのかも…

駅からホテルまで何キロも距離があってたどり着けない。道を探そうにも地図が見られない。人に話しかけても言葉が通じない。
時間はどんどん遅くなってますます分からなくなって来た。
あの時、あっちに曲がっているべきだったとか、あの時話しかけた奴に話が通じてなかったとか、そもそも、道を知ってるのか?とか。
あきらめて元来た場所に戻ろうかと思った時、子供を乗せたバンが道の脇に止まってくれた。
どこに行くのか聞かれたので、携帯でホテルを見せると乗っていけと行ってくれる。
タクシーも通らないような道でとぼとぼ歩いている僕を見つけて助けてくれようとしてくれたのが本当に嬉しかった。何度もありがとうと言って乗せてもらった。
子供達とも片言の中国語で話す。
運転していた彼は僕より少し年下だと思う。短髪で少し丸顔。とても優しい目をしていた。子供達はお兄ちゃんがよく話す、幼稚園くらいの年頃の兄弟でいろいろと話しかけてくれた。でも、余り分からなかったのが申し訳なかった。
そう、15分から20分くらい乗せてもらってホテルの近くまで送ってくれた。きっと遠回りの道程たったはずなのに、礼を言うと何度も礼には及ばないと言われた。
不要謝という言葉は本当に暖かい言葉なんだと初めて気が付いた。降りる前に財布を出そうとすると真顔で止めてくれと固辞された。困ってるから助けただけ。そういう意味のことを言って不要謝を繰り返す彼はとても親切で真面目で、自分が情けなくなるくらい良い人だった。
中国でかい。こんな人も居るんだ。この子達は彼が今日したことをきっと忘れないと思う。彼らもきっとそういう大人になるんだと思う。
日本も負けられないな。ムスメにも今日の話をしよう。
そして、困っている人に声をかけて助けてあげるようになろう。
あと、中国語、やっぱりまじめに勉強しよう。する。

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