今回の研修テーマは問題解決、結構好きなテーマ。
To beの話のところで受講生から質問で、顧客からあるべき姿の提示はあるものなのかって質問が来て、おぉ！って気がついたんだけど、これ、普通は無いよね。あるいは、こうしたいんですって気持ちの表明はあっても、あるべき姿はこうなんですって明確に伝えられるお客さんはもしかしていないんじゃないかってくらい。
理由を考えると
まず多そうなのは、考えたことがない（苦笑）
発注できる権限を持ってる人、特に僕達くらいから上の世代はあるべき姿なんてあまり考えたこと無いんじゃないかな。経営者はあると思うけど、それでもプロじゃない雇われ経営者の人達は考えてないかなって感じる。
次は、目的を見失っていてやりたいことが先にくるタイプ。
とにかくECサイトのテコ入れをしたいんです！って相談に来た人が、実は販売チャネルの戦略に悩んでるとか。こういう仕事で素直にECサイトを作っても、そのチャネルが活用できるようになるにはかなり時間と手間がかかるので、それに付き合うかどうかの見極めが大変だったりする。
最後。きっとこれが一番多いんじゃないかと思う、考えてる人は自分でやってる（笑）ってことじゃないかな。
最近のベンチャー経営者の人達ってすごく深く広く考えている人が多い。あとプロの経営者ね。僕のお手本にしたいと思っている先達はいつも考え続けてる感じ。
結局考え続けるってことと、そのためのツールというか、考える基礎みたいなものを持っているってことがポイントなのかなって思った。
仕事をさせてもらう側からしたら、To beみたいなものを持ってないからこそ依頼が来る、という前提で仕事をすれば重宝がられるし、回り道に見えても結果として早く安全に仕事が進められるってことなんじゃないかなと、帰りの電車で考えましたとさ。
研修のお仕事は本当に勉強になります。ありがとうございます。