20200128_事業を止める決断もお手伝い
ここのところ新規事業の手伝いだけではなく、事業の中継ぎや整理についても引き合いをいただく機会が続いている。
そのうちの一つが今回書こうと思ってる一人事業の中継ぎ。会社の規模は数十人くらい。一人で回していた小さな事業(といっても一人がフルで回してた)の担当者が退職するのでしばらく仕事を引き継いでもらえないかという相談からスタート。
一通り引き継ぎをしたのだけど、サービスを担当していた本人以外誰も内容を分かる人がいないという…なので、運営していて分からないことがあると、元担当の人のメールなどを検索して手順の確認を強いられる。
で、まぁ、実際に自分でやってみながら半年を目処に複数の人でこのサービスを運営できるようなマニュアルの作成をしていたのだけど…月末締めの作業をしてみたら、これはダメだわって数字が出てきて急遽社長と打ち合わせ。
止めましょうって(苦笑)
だって、誰も引き継げない仕事で、利益が上がっているならまだしも、経費もままならない状態なのに、それでも他の事業とのシナジーが…って粘られたのだけど、ダメです。その利益に見合う作業量とリスクテイクが出来ませんって数字を示して説明した。
だった誰も幸せにならないもの。どうしたら継続できるかって言われたので、単純に価格を2倍以上の設定にすることと、オプションなどお金のとり方をもっと増やすことですかねって応えたけど、その金額では…ってつまり、やっぱりそれは止めるサービスですよねってことに。
聞けば、これ、もう1年以上も前から社内ではサービス停止の声が上がってたのだとか。社長さんが決断できなかった心情は分かるけど、ダメな理由をしっかり伝えられないって心情もなんとなく分かるんだよね。外から入る僕の役目はこういうところでも活かしてもらえます、って売り込みみたいだな(苦笑)